農中情報システム株式会社
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はじめに

まず知ってほしいNICのこと

農中情報システム(NIC)とはどのような企業でしょうか? どんな役割を持ち、どのような価値を提供しているのか、 まず知っていただきたいNICのことをお伝えします。

Q

社名にある「農中」とは、どんな組織なのでしょうか?

A

「農林中央金庫」の略称で、 日本全国に広がる金融機関であり、 世界でも有数の機関投資家です。

「農林中央金庫」は、農林水産業者の協同組織であるJA(農業協同組合)・JF(漁業協同組合)・JForest(森林組合)を基盤とする民間金融機関です。金融活動にとどまらず、農林水産業の成長産業化に向けた多様な取り組みを通じて、日本の農林水産業に貢献、ひいては国民経済の発展に寄与するという社会的使命を持っています。

農林水産業者向け融資の取組み ・アグリシードローン ・農林水産環境ビジネスローン ・経営改善サポート資金等 農林水産業者向け 資本供与の取組み ・アグリシードファンド・担い手経営体応援ファンド・東北農林水産業応援ファンド等 6次産業化に向けたサポート ・商談会の開催・国産農畜産物輸出サポート・農林水産業協同組合ファンド等

Q

NICは農林中央金庫のどのような役割を担っていますか?

A

農林中央金庫のシステムとJAバンクのシステム、 2つの事業領域において、金融情報システムの 開発・運営を担っています。

農林中央金庫のシステム JAバンクのシステム

地域の方々にとって“より身近で便利、そして安心なメインバンク”を目指し、全国で多様な金融サービスを提供する「JAバンク」。“農林水産業と食と地域のくらしを支えるリーディングバンク”として、金融業務をはじめ、国内外で多様な活動を行う「農林中央金庫」。NICは、これら2つの事業領域において、金融情報システムの開発・運営を担っています。

Q

農林中央金庫のシステムの仕組みを教えてください。

A

「100兆円規模の資金を運用し、 その利益を農林水産業者に 還元しています。

農林中央金庫の大きな役割は、協同組織からの出資や、企業・団体などからの預金、JA・JFを通じて地域の方々からお預かりした資金を運用し、その利益を農林水産業者に還元することです。100兆円規模の資金を運用するため、農林中央金庫は、農林水産業関連の企業・団体などへの融資をはじめ、国内外で多様な投融資業務を行っています。

※下記の図は横スクロールできます

農林中央金庫のシステムイメージ

NICが担っている役割

多様な投融資業務と安定的かつ効率的な 資金運用を実現するための金融システムの開発と運営を行う。

多様な投融資業務を行い、安定的かつ効率的な資金運用を実現するためには、システムの存在が必要不可欠です。金融機能の根幹を支える「勘定系システム」、効率的な投資業務を実現する「証券システム」、投融資に伴うリスクを管理する「リスク管理システム」、日々の事務作業を効率化する「業務インフラ」など。大小さまざまなシステムが、業務の高度化・効率化を実現し、利益の最大化を図っています。 農中情報システムは、これらのシステムを担う専門企業として設立され、農林中央金庫が利用するすべてのシステムの開発・運営を行っています。IT部門を担うパートナーとして、農林中央金庫とともに、農林水産業者への貢献を目指し、努めています。

  • 勘定系システム

    勘定系システム

    営業店での預金・融資・内国為替の取引を、窓口受付から決済までを処理するシステム

  • 情報系システム

    情報系システム

    内外から取得したデータを蓄積・加工し、営業活動や経営の意思決定をサポートするシステム

  • リスク管理システム

    リスク管理システム

    農林中央金庫の信用リスクや市場リスクを管理するシステム

  • 証券システム

    証券システム

    農林中央金庫や系統組織の証券業務全般を行うシステム

  • トレーディングシステム

    トレーディングシステム

    金融派生商品のディーリング、事務処理や市場決済業務をサポートするシステム

  • 国際システム

    国際システム

    農林中央金庫の国際部門や海外支店における金融業務を総合的にサポートするシステム

  • 対外接続システム

    対外接続システム

    外部機関・システムと接続し、資金決済や情報取得を行うためのシステム

  • 業務インフラ

    業務インフラ

    社内メールや勤怠管理などの農林中央金庫の日常業務を効率化するシステム

Q

JAバンクのシステムの仕組みを教えてください。

A

農業者のメインバンクとして、 地域の方々に多様な 金融サービスを提供します。

「JAバンク」は、JA(農業協同組合)・信農連(信用農業協同組合連合会)・農林中央金庫で構成された金融グループです。農業者の協同組織であるJAは、貯金や貸出などの金融サービスを提供する「信用事業」、農業経営や生活向上を図る「指導事業」、農産物の集荷・販売や生活資材の供給を行う「経済事業」、生命共済・自動車共済などを扱う「共済事業」など、さまざまな事業を行っています。この中でも「信用事業」においては、“より身近で便利、そして安心のメインバンク”を目指し、JA・信農連・農林中央金庫が一体となった「JAバンク」として、地域の方々に多様な金融サービスを提供しています。

※下記の図は横スクロールできます

JAバンクのシステムイメージ

NICが担っている役割

JAバンクの基盤インフラを構築。 その開発・運営において中心的な役割を果たしています。

「JASTEMシステム」は、JAバンクが全国で安定的にサービスを提供するための基幹インフラです。店舗数・約6000店舗、JAバンクアプリダウンロード数・180万件、貯金残高は100兆円を越え、日本有数の大規模リテールバンキングシステムとして、JAバンクの金融業務の根幹を担っています。JAバンクが地域の方々からより「選ばれる金融機関」を目指すための力となるべく、JASTEMシステムの開発・運営において、中心的な役割を果たしています。

JAバンクを支えるシステム

  • JASTEM
    勘定系システム

    JA・信農連の店舗やATMでの貯金・貸出・内国為替の取引を受付から決済まで行うシステム

  • JASTEM
    情報系システム

    取引情報などを蓄積・加工し、JA・信農連での営業活動や経営管理を支援するシステム

  • JASTEM
    基盤系システム

    JASTEMシステムのハードウェアやネットワークなどのインフラを担うシステム

Q

NICで働く意義や提供できる価値とは?

A

自らが金融ITのプロフェッショナルとして、 日本の農林水産業に貢献できます。

NICは、プライムコントラクターとして、ユーザーと直接対話をしながら、システムを作り上げていきます。 ニーズをただ実現することではなく、より良いシステムを提案・実現することで日本の農林水産業に貢献する。 それが、金融ITのプロフェッショナルとしてのNICに求められている要素です。

具体的な貢献事例

  • 勘定系システムのオープン化・パッケージ導入を実現。
農林中央金庫の業務改善に貢献。

    勘定系システムのオープン化・パッケージ導入を実現。 農林中央金庫の業務改善に貢献。

    勘定系再構築プロジェクトでは、従来金融システムで用いられてきた汎用系からオープン系へ、さらにはスクラッチ開発からパッケージシステムへの導入へと方向転換するとともに、一部カスタマイズを取り入れ、迅速かつ柔軟なシステム開発を達成しました。農林中央金庫では、これまでも農林水産業を取り巻く環境に合わせ、ビジネスモデルを柔軟に変化させてきましたが、本プロジェクトにおいても、農林中央金庫とともに既存業務を柔軟に見直し、パッケージシステムを導入することで業務効率化を実現しました。

  • シンプルかつ誰にでも使いやすいユーザーインターフェース。
アジャイル型開発を採用し、顧客ニーズを柔軟に追求。

    シンプルかつ誰にでも使いやすいユーザーインターフェース。 アジャイル型開発を採用し、顧客ニーズを柔軟に追求。

    スマホやアプリの操作に慣れていない方でも安心して使える操作性を追求し、JAバンクの口座保有者であれば簡単な設定のみですぐに利用を開始できます。アプリ内にはJAバンクと深い関係にある農業をモチーフとしたイメージを存分に取り入れており、2021年度グッドデザイン賞を受賞しました。 アジャイル型開発を採用し、顧客ニーズに柔軟に応えつつスピード感のある開発を行いました。